浅野茉莉さん|Mari ASANO

浅野茉莉さん|Mari ASANO

合格スクールInstitute of Education, University of London
University of Sussex
The University of Birmingham
留学先(国)イギリス
専攻(メジャー)International Education and Development
職業 某外資系船舶会社

今回インタビューにご協力頂きました浅野さんは、昨今非常に注目されている専攻の一つ、国際教育学を専攻されています。そして今回、イギリスで最も教育学に力を入れている大学院である、ロンドン大学教育大学院に見事合格されました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

将来的には国際機関等で働きたいと思っておりましたので、、やはり将来的に開発分野でのキャリアを目指そうと思ったら、より特化した専門分野の教育を受けないと難しいのではないかと感じたのが、もう一度学び直そうと思ったきっかけです。

それからは日本の国立大学での受験なども検討したりしたのですが、私は開発分野の中でも教育に特化して学びたいと思っていたので、なかなか日本では分野的に良い環境で学べる環境を得るのは難しく、私の学びたい研究テーマで指導して下さる教授を見つける事が難しい状況でした。

で あれば、、という事で海外に目を向けたのですが、最初は海外の大学院を目指すなんてとても難易度が高く、私には無理なんじゃないかとは思っていましたね。でも情報だけでも集めてみようとインターネットなどで情報収集をしていた時に、こちらの国際フォーラムのセミナーを知り、まずは参加してみようと思ったのが海外の大学院を本格的に意識した第一歩でした。

セミナーに参加してみると、海外の大学院受験の場合、私が最も気にしていた英語力のハードルは評価の1つでしかなく、むしろ出願者のその他の能力や経験によって判断してもらえるという事が分かり、私にも可能性があるのかなと思う様になりました。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

セミナー参加後に本格的に海外大学院を考えるようになりましたが、それでも最初は半信半疑というという所もあり、8月頃に個別カウンセリングにも伺って、個人レベルのご相談やアドバイスを伺ってみました。

そこで“難しいですね”と言われるんじゃないかと思っていた所、意外にも良いご意見が伺えて、頑張れば私にも可能性がある事が分かり、本格的にサポートをお願いして準備を開始しました。

そこからはご指導いただいた通りに準備を進めて行ったという感じです(笑)。


Q3. 国や願校はどのように選ばれましたか?

Q3. 国や出願校はどのように選ばれましたか?

元々教育分野をベースに国際開発に関して学びたいと考えておりましたので、そういった分野を学ぶ事が出来るプログラムを紹介して頂きました。

ご紹介頂いたプログラムの中で、最終的に実践の場と繋がりが持てる様なプログラムを選びました。

社会人経験を中断しての留学ですので、帰国後の再就職等を考えると留学期間はやはり1年が良いと思いました。イギリスの場合休みが少ない為、もちろんその分ハードにはなるでしょうけれど、1年で集中的に学べるというのは魅力的でした。分野的にもイギリスは開発学分野を学ぶ為には良い環境ですし、最終的にイギリスの大学4校へ出願しました。


Q4. 留学のご準備で特に大変だったことや印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?

Q4. 留学のご準備で特に大変だったことや印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?

社会人として働いていましたので、まずは仕事と書類の準備等、時間のやりくりは本当に大変でした。

実際に留学の準備を開始したのが8月下旬で、出願が12月下旬だったので、4ヶ月しかない準備期間の中ででTOEFLの点数取得やエッセイの作成を行うのは大変苦労しました。

仕事上でも繁忙期だった為、正直手一杯でしたが、その時はもう必死で頂いたスケジュールを着実にこなすことを考えていました。(笑)。恥ずかしいですけど、一人だとなあなあになってしまい、多忙を理由に留学準備を後回しにしていたと思いますが、適宜有益なアドバイスを頂き、スケジュールを管理して頂けると、誰かに背中を押してもらえるようでやっぱり自分を追い込んでできますよね。

結果的に出願まで時間に余裕がなかったことも、短期集中出来て良かったのではと思います。また、出願書類を準備する過程で出てくる様々な質問や疑問にも迅速に的確に対応して頂けたのも大変心強く有難かったです。

個別の提出書類で一番大変だったのはやはりエッセイですかね、、。
出願校によってそれぞれ課題が少しずつ違うので、その課題から何を求められているのかを理解してそれに応えるというのが難しかったです。

ただその都度講師の方からアドバイスや添削アドバイスを頂けたことは大変助かりました。

連日帰宅時間が遅く、ウィークディはまとまって机に向かう時間が取れないので、通勤時間の隙間時間を有効活用し、携帯電話を使いながらエッセイのブレインストーミングを行ったり、エッセイを書き溜めたり、推敲したりしていました。社会人の方は隙間時間を最大限に活用されると良いと思います。

TOEFL対策もエッセイ同様、ウィークデイはやっぱり仕事であまり時間は取れませんでしたが、講師の方にご指導いただいた通り毎日少しでも、例え1セクションの1問だけでも問題を解く様に決めていました。

8月に大学院留学を決意してから本格的にTOEFL対策を始めて、10月に初めてiBTを受けましたが、やっぱり言われたとおりにやった事で結果が出たんですよね。昔少しだけやった事はあったんですが、その時はどうしても洋書の分厚い参考書は敬遠してしまって、日本語の参考書をペラペラと少し見て受けたという感じだったので結果も低いスコアでした。

指導していただいた通りしっかりやれば結果は出るんだという事が分かり、より信頼感を持って対策が進められました。

ただマレーシアでの受験だった為、日本の様に開催日が頻繁にはなく、急な変更やキャンセルによりなかなか思うように受験が出来なかった事がもどかしかったですね。日本の試験会場では考えにくいと思いますが、試験を受けている時に試験官の方たちが話していたりするので、それも凄く気になりました(笑)。

日本にいない事で、成績証明書や推薦状など書類の入手などで少し不便を感じましたけれど、それ以外はサポートをして頂く面でも全く問題はなかったです。

精神面では仕事を一度中断するという事に対しては不安がないわけではありませんでしたが、それよりもチャレンジしたいという気持ちが強かったですし、自分が動く事によってどんどん状況も変わりおのずと気持ちもそうなっていきました。


Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

社会人として学びの場から離れていたので、まずはSummerコース中にacademicに戻ってブラッシュアップしたいと思っています。

Masterのコースが始まってからはとにかく授業についていける様に頑張りたいです。

1年間大変だと思いますが、今回進学を予定しているIOEはstudy visitとしてUNESCOやOECDなどへの訪問チャンスもありますし、色々な経験を積んでその中で色々な事を考えていきたいと思っています。

留学後は、将来的に国際機関等で教育援助のスペシャリストとしてのキャリアを目指せればと思っています。


Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

社会人の方が仕事を辞めて留学をするというのは凄く勇気のいる事ですし、大きな決断が必要だと思います。
でも一歩踏み出すとそこから道は開けると思います。

自分も最初は無理だと思っていましたが、その時点で諦めずに一歩踏み出す事によって最終的に希望を叶える事が出来ました。

一歩踏み出して自分が動く事で、状況は大きく変わっていきます。
情報が氾濫している今だからこそ、誤った情報で諦めてしまったり判断してしまうのは凄くもったいない事だと思います。忙しい中で正しい情報を得る為には専門家のアドバイスを受けるのが一番だと思いますし、本気で目指す場合は本当に負担が軽減するので、社会人の方こそそういった事が必要なんじゃないかと思います。