松尾 詩子さん|Utako MATSUO

松尾 詩子さん|Utako MATSUO

合格スクールLondon School of Economics and Political Science (LSE)
University of Sussex
University of Leeds
留学先(国)イギリス
専攻(メジャー)Development Studies
職業国際ボランティアスタッフ

今回のインタビューでは、東京の大学を卒業され、カナダへの語学留学を経験されている松尾さんにお話しを伺う事が出来ました。ロンドン大学LSE校開発学専攻で合格を取得された松尾さんへご準備の経緯などお話頂きました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

カナダへの語学留学を通じて英語を話すことができるようになりましたが、英語はコミュニケーションツールでしかないと、改めて気づかされました。

社会に出た時に英語を話せること以外での自分の「売り」になる専門知識を身に付けたいと思い、大学院への留学を決意しました。


Q2. 大学院留学に向け、まずどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、まずどのようにご準備を進められましたか?

留学先のカナダから帰ってきてしばらくは気が抜けてしまって、準備ができませんでした。本来前もって1年くらいかけて準備しなくてはいけないんでしょうけど、私が準備を始めたのは昨年の10月くらいからで、英語力の点では問題なかったのですが、エッセイや推薦状の準備は随分とバタバタしてしまいました。

とっかかりとして、まずは情報収集やサポート頂く会社を探したのですが、こちらへ辿り着くまでに随分探しました。北海道にあるエージェントに直接足を運んで、お話しを聞いたりもしましたが、大学院留学に関する経験がないところばかりでした。

インターネットで大学院留学コンサルティングさんを見つけてご相談をしたところ、今まで疑問に思っていたことをすべて的確に答えてくれましたし、対応についても安心できましたので、サポートをお願いする事に決め、そこから具体的な準備を進めていきました。

北海道に住む私には東京は遠い場所で、中々直接カウンセラーの方にお会いして話すことはできませんでしたが、メールや電話で疑問に思うことや不安に思っていることをその都度全部クリアにして頂きましたし、エッセイなど書類の添削についても全く問題なくスムーズに進めて頂けたので、結果本当に良かったです。


Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

大学時代にNGOの活動として南アフリカやブラジルなど様々な地域への活動に参加し、その中でHIV感染の現状など国内では実感できない問題に直面しました。

今まで外国で起きているこのような問題に対して関心はありましたが、実際に現地に行った後は現地で知り合った友だちに直接降りかかっている問題で、他人事とは思えなくなり、何かの形で問題解決に携わっていきたいという気持ちが芽生えました。

なので、専攻に関しては政治学科出身の私がこのような問題に直接携わることができる学問として、開発学を選びました。

出願先の国については、カナダへの留学経験を経てカナダという国が大好きになりましたし、もう1度カナダへ行きたいという思いはありましたが、自分の希望に沿うプログラムを開校している学校が少ないという実情を知り、カナダへの留学は諦めました。

その他の国では、私が学びたいことが学べる学校ならどこでも良かったのですが、調べて頂くと開発学に対するアプローチが国によって違っていて、アメリカなどは先進国側からのアプローチであるのに対し、歴史的に植民地政策をとっていたイギリスは途上国側からアプローチで開発学を研究していることがわかり、イギリスの開発学が私の学びたい開発学に近いと思う様になりました。

また、イギリスの開発学を学びにヨーロッパだけでなく、アジアや中東、アフリカなどからも多くの学生が集まっているという事で、色々な国の方たちとの出会いが広がるという点でも魅力に感じ、進学先はイギリスに決めました。

イギリスの学校はどこでも大体開発学を学べる学部はあるのですが、その中でも私は将来HIVの対策に携わっていきたいと思っているので、各大学のコースをご紹介頂き、カリキュラムとしてこの問題についてより深く勉強できるコースを出願校として選びました。


Q4. 留学のご準備で特に大変だったことがあったら教えて頂けますか?

Q4. 留学のご準備で特に大変だったことがあったら教えて頂けますか?

大変だったのは出願書類です。

まず推薦状に関しては、大学のゼミの教授がとてもお忙しく、中々推薦状を書いて頂けない状況があり、最終的には無理にお願いして書いて頂きようやく出願を完了できたという経緯がありました。

エッセイについても書き出す前に自分がこれまでやってきたことや、今後やっていきたいことなどの構成で時間がかかり、普段は意識していない自分のアピールポイントや大学院留学をする上でのアピールできる経験は何かなど、分析するのにも苦労しました。書き始めてからも、何度も添削を頂き時完成まで時間をかけて作りました。

そんな中、家族の理解が得られていた事はとてもありがたかったです。大学生の時に何度も途上国へ訪れているので、理解というか諦めかもしれませんが(笑)。今回のイギリス留学については近年の治安の悪化などもあって、父が心配していましたが、私の今後学びたいことや、興味のあること、いろんな話しを聞いてもらい、理解してもらいました。母や兄が賛成してくれて、一緒に説得してくれたことが大きかったですね。


Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、現在のお気持ちや皆様へのメッセージを頂けますか?

大学とは違う勉強をするので、不安がないといえばウソになりますが、それよりもイギリスに行って新しいことを始められる喜びや、新しい人たちに出会えるという、ワクワクする気持ちの方が今は上回っています!

私は大学を卒業して、就職をせずに留学したのですが、開発学を学ぶためには様々な実務経験が大事だと思います。なので、今後開発学を学ぶ方は出来るだけ経験を積んでから開発学へ進むことをお勧めします。

留学すると日本では経験できないことや、日本では出会えない人たちに出会うことが出来ると思います。なので、留学できる環境が整っている方で悩んでおられる方は、是非な勇気を出してチャレンジ頂きたいです。行けばなんとかなるので、勇気を出してがんばりましょう!