武藤夏香さん|Natsuka MUTO

武藤夏香さん|Natsuka MUTO

合格スクールAalborg University
The Glasgow School of Art
留学先(国)デンマーク
イギリス
専攻(メジャー)Architecture
職業某建築事務所

今回インタビューにご協力頂きました武藤さんは、建築学科卒業後建築事務所勤務の経験を持つ社会人の方です。そんな既にキャリアを構築しつつある武藤さんが大学院留学を決断されたきっかけから伺いました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

高校の時にホームステイを1カ月位体験した時に、海外で学ぶという事が自分にとって凄く魅力的に見えたので、それがきっかけになり、留学自体は高校の時から行きたいと思っていました。

ホームステイ自体初めてだったんですが、行ったところがニュージーランドの田舎で、隣の山の向こうまでその家庭の土地だったり、日本にいるのと感覚が全然違って、そういう環境や食生活が全く普段と違う所で生活するという事が凄く新鮮でした。 その時から同じ視点だけではなくて広いビジョンを身につけたいと思うようになりました。

その後大学在学中での留学も考えたんですが、言語以外の部分で何か身につけてから留学した方が、より留学中に学べたり見られる事が広がるんじゃないかと思って、大学院という形で留学したいと思いました。

言語とか文化の違いだけではなく、建築をしっかり学んでから行けたら文化や言語プラス建築に関してより学べると思ったので、、。


Q2. 大学院留学を決意されてから、いつ頃よりどの様にご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学を決意されてから、いつ頃よりどの様にご準備を進められましたか?またどの様な事が大変でしたか?

大学を卒業して設計事務所で働き始めたんですが、やっぱりこの先留学自体はしたいと思い続けるだろうなとは思っていたし、実際働いてみた事でより力をつけたいという気持ちが強くなって大学院留学を決意しました。

私にとって留学は凄く大きな夢で、それに向かう事で力をつけたいと思いました。

自分の進む道が見えなかったから、見える目標に向かったというか、、。
留学後どうするの?ってよく聞かれるんですが、その先に何があるのかはまだ分かりませんが、それはこれから考えていきたいと思っています。

もちろん留学した後にそれが活かせるとは決まってないし、その点では不安もありますけど、留学できるっていう期待とか楽しみな気持ちもあって、、ごちゃごちゃな気分です(笑)。今はようやく自分が目指すフィールドに一歩足をかけたという感じで、そこからはこれからの自分次第かな、、と思います。

そういう風に色々考えて、具体的に準備を始めたのは3月くらいですね。

最初はじゃあいざ何から始めたらいいのか分からなくてインターネットで調べたりしまた。最初はこういったサポート機関の存在を知らなかったんですが、調べていくうちにそういったサポートがある事を知って、絶対に留学したかったし後悔しない自分が納得できる留学をする為にサポートしてくれる所がないかなと思って見てみました。

ただ、やっぱり北欧の大学院となると扱っている所がなくて、こちらのカウンセリングに来た時に私の希望をきちんと聞いて対応して下さりそうだったのでこちらでお願いする事にしました。 サポートを受けてみて、結局北欧とイギリスの大学院に出願する事になってしまったんですが、それに対応して頂けたのと、やっぱりエッセイとかポートフォリとか書類のサポートがすごく助かりました。

英語の勉強で悩んだ時も、海外の語学コースの申し込み手続きもギリギリだったのに早く対応して頂けたので助かりました。そんなに早く行けると思っていなかったので最短でいけた事が凄く良かったです。


Q3. 出願校や進学校はどういった基準で選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、出願校はどういった基準で選ばれましたか?

そうですね、大学で建築を学んでそれを更に学びたいという事は思っていました。

ただ建築と言っても分野が広いので、建築の中でも何って言われるとまだはっきりとは決まっていないので、そこはこれから学びながら決めていければと思っています。

ただ、自分の好きな建築スタイルが北欧に多かったので北欧の大学院で実際にその地に生活しながら学んでみたいという思いはありました。

北欧の中でも特にデンマーク・ノルウェー・スウェーデンでどういった大学があるのかっていうのをまずは見てみました。ただその中で1年で終了してしまうプログラムも多かったし、イギリスに語学研修で3カ月滞在した事もあってイギリスにも視野を広げて学校を見せてもらうようにしました。

学校選びはコースの中でどういうスタジオを持っているかとか、あとは生徒の作品なんかが見られる場合にはどういう作品を手掛けられるのか参考になったので、そういうものを見たりして自分に合っているかどうか見ていきました。

あと自分の好きな建築家の方がレクチャーに来てくれたり、スタジオを持っていたりする学校も魅力的だったのでそういった事を見ながら学校選びはしていきました。

最終的には実際に学校や授業の雰囲学も見たかったので学校訪問に行って決めました。


Q4. 終的に進学校はGlasgow School of Artに決定されたという事ですが、どういった点が決め手になりましたか?

Q4. 最終的に進学校はGlasgow School of Artに決定されたという事ですが、どういった点が決め手になりましたか?

Glasgow School of Artは丁度学校訪問に行った時にスタジオの中間発表を見られる機会があって、やっている事のレベルの高さが印象的だったのと、環境や留学生への対応も良かったという事もあって進学校として選びました。

“芸術大学”というのも魅力的でしたね。自分の専門分野以外でも何かを表現する方たちの中で学べるっている環境に憧れていたので(笑)。


Q5. 留学ご準備を振り返って頂いて、特に大変だった事はありましたか?

Q5. 留学ご準備を振り返って頂いて、特に大変だった事はありましたか?

留学準備を始める時に一番不安だったのは語学とポートフォリオです。

英語は最初自分で勉強しようと思っていたんですが、もともと語学の勉強が好きじゃなかったので(笑)、ロンドンの手配して頂いた語学学校に3カ月行ってそれからスコアアップする事が出来ました。英語を使うのが億劫じゃなくなったっていうのが大きかったと思います。

自分の興味がある事があればそれを英語で経験出来れば英語に対するイメージが変わると思います。

ポートフォリオはもともと学部の研究室自体が留学する生徒が多い研究室だったので、同じように留学を目指す友達とか留学経験のあるOB/OGに相談したりしながら作りました。

あとは今回どうしても最後まで出願する国を絞れなくて、結果的に出願した大学院が全て違う国の大学院だったんですね。なので調べて頂いた必要書類や出願方法などが国によって違ったり、出願後に合否が出る時期も違ったので待ってる期間が精神的に厳しかったですね。


Q6. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負をお聞かせ頂けますか?

Q6. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

チャンスがあれば何でも挑戦してみたいと思っています。

建築の勉強ももちろんですが、人との出会いや色々な環境を見たりとか、とにかく色々な経験をしたいです。

今回2年間勉強して、その後出来れば2年間就労ビザがとれるのでイギリスで働いてみて海外での色々な経験の中で、将来的には日本で何ができるかっていうのを考えていきたいなと思っています。


Q7. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

Q7. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

もし大学院留学に行きたいと思っている方だったら、行くべきだと思います。
ただ、自分の周りでも留学したいけど障害があったりして出来ない友達もいるので、私の場合は留学できる環境に恵まれた事がラッキーだったとは思います。

なので、機会があるんだったら是非挑戦してほしいと思います。
ロンドンに行った時に“日本て日本人しかいないんだな”っていうのを凄く実感したので、日本人はもっと海外に出る機会があるんだったらどんどん出てほしいなと思います。

日本人であることの良いところや日本らしさも“違う”っていう事を知らなければ実感できないし、逆にこうした方がいいなっていう事も違う環境にいかなと分からないと思うので、、。