必要スコア

必要スコアは留学先によって異なる。

留学先(国)によって必要な英語力(テストスコア)は異なります、ここでは分かり易く各国の出願条件として設定している英語力について解説しています。

大学院留学を目指す際、 出願に必要となるテストスコアは大きく異なります。また、留学先によっては条件付き合格を提供しており、その場合は入学までスコア提出の猶予ができますので、英語力に自信のない方は是非ご検討下さい。

英語力

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国によって異なる出願必要スコア

以下をご確認頂ければお分かり頂けるように、北米の大学院は他国と比較すと英語の要求スコアは低い傾向ですが、条件付き合格を提供している学校はほとんどありません。

一方イギリス、オーストラリアの大学院は概して英語の要求スコアは北米と比べると高めですが、一般的にほぼ全ての大学院で条件付き合格を幅広く提供しています。

TOEFLIELTS条件付合格
アメリカ80 ~ 1006.5 ~ 7.0×
カナダ80 ~ 1006.5 ~ 7.0×
イギリス90 ~ 1007.0 ~ 7.5
オーストラリア90 ~ 1007.0 ~ 7.5
ヨーロッパ70 ~ 1006.0 ~ 7.5×

英語力

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必要スコアから出願校を選定する際の注意点

以上のチャートをご確認頂ければお分かり頂けるように、北米の大学院は概して英語 の要求スコアは低いですが、条件付き合格を提供している学校はほとんどあ りません。

一方イギリス、オーストラリアの大学院は概して英語の要求スコ アは北米と比べると高めですが、一般的にほぼ全ての大学院で条件付き合格 を幅広く提供しています。

実はこのチャートは「英語力に自信がない方」が滑り止め校、本命校、チャレンジ校を選定す るうえで非常に重要な要素を含んでいます。といいますのも、もし皆さんが 英語力に自信はないが名門校に入学したい場合、まずイギリス及びオーストラ リアの大学院を目指し、条件付合格を目的に出願手続きを行います。

その後、 英語力が予想以上に伸びてきたら北米の大学院も視野に入れるというスケジュ ールで準備を進めることにより、各国の名門校に合格できる可能性が広がりま す。

もし英語力に自信のない方が北米の大学院に絞り準備をすると、TOEFL・ IELTS対策に時間がかかってしまい、名門校は出願締切りが過ぎてしまい、そしてGRE、GMATの対策をする時間がなく、結局中堅または中堅以下の学校に入学することになってしまうかもしれません。

もしイギリス及びオーストラリアの名門大学院で条件付き合格を提供するコースを選び出願準備を同時進行していれば、またはGRE及びGMATを要求しないコースを選んでいれば、イギリスもしくはオーストラリアで名門スクールに入学できた可能性も多く残されていたでしょう。

しかし、北米にこだわってしまったばかりに入学する学校のレベルを大幅に落とさざるをえない事態に陥る恐れがあるということです。

英語力

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「条件付き合格制度」について

条件付合格制度とはその名の通り英語の条件が付いた合格をもらうことができる制度です。つまり出願時にTOEFLまたはIELTSスコアを提出する必要がないということです。

例えば出願希望コースのIELTSの入学必要スコアが7.0だったとしても、5.0や5.5といった7.0に届かないスコアで出願することが可能です。そこで英語力以外の出願書類(大学の成績証明書、エッセイ、推薦状等)で審査をしてくれます。

そして合格の場合は入学までに入学必要スコアを取得することを条件とした条件付合格証明書が発行されます。その後TOEFLまたはIELTS対策を進め、入学までに入学必要スコアを取得すれば大学院に入学することができます。

この方法をとれば入学2 ヶ月程度前までは英語の勉強を続けることができますので、仮に英語の準備で約一年間かかったとしても、入学する約一年前からの準備で十分英語対策を行うことができます。

また、条件付き合格をもらうことができ、必要スコアを取得すれば確実に入学ができますので、TOEFL、IELTSといったテスト対策もモチベーションをもって続けることができます。

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