海外大学院 合格者インタビュー
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今回インタビューにご協力頂きました遠藤さんは、開発学ランキングでは世界No1のサセックス大学に見事合格されました。 開発学を学びたいと思われたきっかけや、その中でも特に教育開発にフォーカスされた理由など伺うことが出来ました。 |
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高校生位の頃から漠然と『将来は人のためになる仕事がしたい』とは思っていたのですが、高校3年生の時にフィリピンのスタディーツアーに参加する機会があり、そこで貧困に苦しむ人々の存在を知り、“あ、自分はこういう人達の為に働きたい”と思うようになりました。![]() その話を聞くまでは、1年で取得出来る修士号があることも知りませんでしたし、ずっとエスカレーター式で進学をしてきた私にとっては受験自体が挑戦でもあったので、大学院受験というのは視野に入れていませんでした。 しかし、やはり自分が就きたい仕事に就く為に必要であれば、ということで挑戦することに決めました。丁度そのアドバイスを頂いたのが3年生の夏という就職活動を始める時期で、皆と同じように就職活動をすることに少し違和感を感じていた時期でもあったので、自分の中で自然に大学院留学をするという選択ができました。 |
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大学院留学を考え始めた時期に、当時は何も大学院留学に関して知識がなかったので調べていたところこちらの会社を知りました。
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高校3年生のときに参加したフィリピンスタディーツアーをきっかけに途上国支援に関しては関心を持っていて、大学に入ってからは国際問題啓発団体の中で色々な活動をしました。フィリピンの抱える貧困問題とは全く違う問題を持つ国に行きたいという思いから、紛争問題を抱える中東に行ったりもしました。 大学自体は教育学科だったので、教員免許の単位をメインに取りながら、Education for Sustainable Developmentなど、グローバル教育分野に関連する授業を履修していました。 ![]() なので、教育開発に特化して学べるコースと、開発学全般を広く学べるコースの中で、興味を持てるプログラムのある学校を出願校として選びました。 ただその分、エッセイを作成する際に、ジェネラルな開発学プログラムへ出願する為のエッセイでは教育的な要素を抑え、教育開発プログラムへ出願する為のエッセイでは教育的な要素を強く推していくといった工夫が必要になり、エッセイの修正は大変でした。何度も添削を頂いて完成させました。 |
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University of SussexとUniversity College of Londonから合格を頂いて、進学校を決定する前に、4月に下見に行ってきました。ネットなどからの情報だけではなく、実際に行って自分の目できちんと見て、空気感を感じたいと思ったからです。 University College of Londonの方が世界的な評価は非常に高いですし、実際に行ってみても“エリート校”という荘厳な雰囲気があり、この大学から合格をもらったんだと非常にうれしかった半面、カリキュラム内容的にもそうですが、この大学院で学んだら学習内容も人との関 わりも広く浅くなりそうだなと感じてしまいました。 一方でUniversity of Sussexは、最寄りの街であるブライトンからも少し離れたいわゆる“学生の街”という感じで、学習内容もEducation and Developmentにフォーカスして学べますし、学生同士の関わりも密な関係性が築けるかなと感じました。 あとは、合格を頂く前に行った東ティモールでの経験も大きかったと思います。 東ティモールでは、様々な理由で教育からドロップアウトしてしまった方へ、なぜその様な状況になってしまったのか、またなぜ再度教育を必要としているの か、といった聞き取りインタビュー調査を行いました。その時に“やっぱり自分は『教育』のフィールドでやって行きたい”という想いを再実感したんですよね。 なのでSussex のMA International Education and Developmentは本当に私の希望にフィットしたプログラムだと思いました。IDS(Institute of Development Studies)もありますし、1年という短い期間で専門性を極める為にはSussexで学んだ方が良いと思いました。 あと、Sussexは同窓会の繋がりがすごく強いんです。先日、都内で、今年の9月からSussex大学に進学する予定の学生を対象に Sussexの同窓会が主催したオリエンテーションがあったのですが、そこでは具体的にTerm Paperの書き方を教えていただいたり、今現地で学んでいる学生とのスカイプでの質疑応答がありました。渡英前に現地での生活のことを具体的に聞くことができ、安心感が得られましたし、これから一 緒の大学で学ぶ方たちと事前に知り合えたこともとても心強かったです。 進学校については、もちろん合格する、しない、といういうことが前提になりますが、ご縁もあると思いますし、今ではSussex大学を進学校に選んで本当に良かったと思っています。 |
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大学院留学準備の中では、やはり出願書類が難しかったです。 具体的に何か大学院の準備を手伝ってもらうということではなくて、息抜きにつきあってもらったり、自分の気持ちを話したり、そういうことをすることで、気持ちがとても楽になりました。
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合格の連絡をもらった時は本当に嬉しくて、今まで抱えてきたプレッシャーや不安が一気に吹き飛びました。 ただ出発を明後日に控えた今になって、やっぱり日本の友人が恋しくなったり、オリエンテーションでTerm Paperの書き方を教えて頂いてから結構大変だな、と不安になったり、私は英語を読むことが聞いたり話したりするよりも苦手なので、大学院に行ってから膨大の 量の書籍を読めるかな、、とかセンシティブになる部分もあります。 ![]() 論文と就職活動を並行できるか、今から不安ではありますが、卒業後に向けて私の目指しているJICAやUNESCOなどの情報を集め て、エントリーしていきたいと思います。ただこういった分野の就職は本当にタイミングや運もあると思うので、できる限りのことをやって難しい場合は、翌年の就職活動時期を目指しても良いかなとも思っています。 キャリアプランとしては、また今後の経験で考えが変わるかも知れませんが、今のところは、20代の間は途上国の現場で経験を積みたいと思っています。 そして将来的には、日本にいる、難民など社会的弱者になり得る立場の子供たちへの教育に携わるなど、日本で貢献していきたいと考えています。 |
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大学院留学を考えている方に、本当だったら“是非目指してみて下さい”というような前向きなメッ セージを送るのが普通なのかなと思いますが、、もしかしたら少しシリアスになってしまうかもしれませんが、私は、自分が興味があると思うことを“本当にやりたいことなのか”としっかり見つめ直すことが必要だと思います。 大学院に進学をしたら、それを学びたい学生が集まってきて議論を交わす日々が待っているので、そこで本当にやりたいことでなければしっかり意見を言うことも出来ないし、自分が辛くなると思います。 興味を持ったことがあれば、 本当にそれがしたいのかと自分の意思を問い質す意味でも、 それに関連する活動を積極的にしてみた方が良いと思います。 そしてもし違った場合は次のことをまた探せますし、大学1年生や2年生であれば、これから沢山のことを経験して自分の本当にやりたいことを見つけてほしいです。3 年生の方でも、これから夏休みを利用してボランティアなども出来ると思うので、そういう機会を活用していくのも良いと思います。 その経験が結果的に大学院留学をしたいと思った時にエッセイや履歴書の中で活きてきますし、私の場合もそれで合格が得られたと思っています。 なので、もし自分のしたいことが見つからない方は、興味がある分野でいろいろな経験をしてみると良いと思います。 大学院留学をするとなると、資金的な問題や家族の理解など、したくでも出来ない方もいると思うので、その点では私は恵まれているな、感謝しなければいけないな、と感じていますが、大学院留学だけではなく、就職や今後自分の人生を選択していく上で、自分のしたいことを明確にしておくことは大事なんじゃないかなと思います。 |
【この度はご出発前の貴重なお時間ご協力頂きまして誠にありがとうございました】 |
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