海外大学院 合格者インタビュー
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今回インタビューにご協力頂きました吉田さんは、香りを扱うコンサルティング企業で日々ご多忙な毎日を過ごされています。そんな中Art Educationという少し特殊な専攻でフィンランドへご留学されます。この専攻にご興味を持たれたきっかけやフィンランドの名門大学、Aalto Universityから合格を得られた経緯と秘訣など、詳しくお伺いすることができました。 |
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![]() ある本というのは『芸術の売り方』というArt Managementの教授が執筆されている本で、オーケストラが運営をしていく方法や、演奏の価値を高めるためには、、といった事が記載されている本でした。この本と出合って、こんな分野もあるんだ、と新しい視点、発想に感銘を受け、まずArt Management分野への興味を持ちました。 私は香りについてコンサルティングやマーケティングを行っている企業で働いていて主に企業や図書館などの空間に香りを取り入れて頂くというコンサルティングを行っています。そういった仕事の中で営利を追求する事は非常に大事だとは思いますが、それより私が価値を置いているのは人々がアートを通じて成長をしたり新しい発見をする手助けをするという事です。 実際に仕事の中で香りを使ったワークショップを手掛け、そういった機会を提供できる事にとても充実感を感じていました。そういった経験から当初持っていたArt Managementへの興味が徐々にArt Educationの分野に派生していき、最終的にはArt Educationの分野を学んでみたいという強い思いが芽生えました。 その分野を学ぶために、最初は日本国内の大学院も探してみたのですが、主に“Artをどうやって教えるか”という事を学ぶというコースが多く、私のイメージには合致しませんでした。 元々私は両親の仕事の関係で中学、高校と3年間シンガポールに住んでいた経験があり、その時の経験から様々な文化や価値観を持った方々と偏見を持たず楽しく仕事ができる人間になりたいという想いがあったので、そういった経緯を総合して今回の学びについても“海外の大学院で学ぶ”という選択肢を目指す事になったんです。 |
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本に出合ってから半年くらいかけて、関連書籍を読んだり、現実的にお金の計算とかを含め(笑)、大学院留学というのは本当に可能なのかどうかを考えて、目指そうと決意したのが留学前年の4月位だったと思います。 |
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基本的には国の特性だったり、プログラムの内容、在籍されている教授、資金面を考えて最終的に出願校を選びました。 |
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![]() University of Warwickの方が世界ランクが高かったので、世間体的にはWarwickを優先させたいけれども、プログラム内容はAaltoの方が座学だけではなく実践も含め2年学べ、また学びたい内容にドンピシャ、、という状況で非常に困りました(笑)。 Warwickの方が早めに合格を頂けていて、既にDepositを支払っていたので最終的な返事をしなければならなかったのがAalto の回答期限である4月でした。それまでの間にコロナ感染症の拡大など様々な事が起こり、最終的には国やプログラムの魅力を強く感じるAalto Universityへ進学する事に決めました。 今回進学する予定のAalto Universityのプログラムはこのコロナの問題が生じる前からデジタルラーニングを取り入れていて、これから私もプログラムを提供していく立場になったときに必ず必要になるであろうデジタルラーニング(オンライン履修)を身を持って体験できる事は非常に魅力的ですし、またクラスのメンバーも本当に多国籍で、当初から私が持っていた希望にとてもフィットしています。 フィンランドのお国柄もとても好きで、実際行った事もありますが、世界的にも学力や幸福度の評価が高く、またこういったコロナ禍で自国民の意識が強くなりがちな今、もちろん人にもよると思いますがそういった部分が良い意味で薄い様に感じます。 |
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![]() 今の時期、心配や不安はどこにいてもあると思うので。今回は自分が希望している事を、ほぼ自分のお金と努力で勝ち取り、それが目前に来ている状況なので、本当にそれが嬉しいです。 進学する予定のコースは、イランやイギリス、アメリカ、日本、もちろんフィンランドから等、本当に各大陸、多彩な国出身の生徒さんが入学する予定と聞いています。 このコロナ禍の中で2年間学び合える事で、きっと強く絆が築けると思いますし、今後きっと大きく変わっていくであろう教育の在り方について最先端な授業を体験出来る事はとても貴重な時間になると思います。 Aalto Universityのカリキュラムは最初は様々なArt Education に関する座学から始まり、選択科目として現地の企業との合同プロジェクトやインターンシップなどより実践的な授業も組み込まれています。在学中はそういった機会を活用して現地企業での経験を積んでみたいと思っています。 勉強以外では、サウナを体験したいですね(笑)。湖の近くにあるサウナに入って、その後湖に飛び込んで、、みたいな地域特有の経験が出来るといいなと思っています。心臓とか本当に大丈夫なのかな、って思いますけど、徐々に慣れるらしいですよ(笑)。日照時間が少ない地域ならではの工夫ですよね。 卒業後、将来的にはまず日本に帰国して教育事業を行っている企業に入社したいです。私は現場の経験がないので、教育プロジェクトを行っている企業でそういった経験を積ませて頂いてキャリアを積んだ後に、自分で小さくても良いのでArt Educationに関わるワークショップなどを様々なアーティストと一緒に進め、多くの方にArtを通じて人生を豊かにする経験を持っていただけるような場を提供できればと思っています。 |
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今は本当にコロナ禍での不安が大きい中、これから世の中もどう変わっていってしまうのか見えない中で、リスクを取る事自体が難しい状況だと思います。 |
【この度はご出発前の貴重なお時間ご協力頂きまして誠にありがとうございました】 |
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