留学中の就活事情

海外での就職活動は非常に難しいと思われがちですが、昨今ではインターネットや海外でのキャリアフォーラムなどを利用し効果的な活動が可能です。

日本の大学生の就職活動は3年生の秋ころから始まります。また、皆さん一斉に始めますので、周りの同級生や友達から突然「就職」という言葉が頻繁に出てきます。伴い就職サイトなど情報発信サイトへの登録なども本格始動しますので、就職に関する情報が沢山入り、就職に対する意識が突然高まってくるのも事実です。

しかし海外の大学院留学生の場合、毎日途方もないペーパーや試験勉強で卒業寸前まで「就職」を意識することができず、友人や同級生も外国人が多いので情報交換をすることが難しいのが現状です。例え個人的に「就職」に対する意識が高くても、情報が限られていますので、どのように進めて良いか分からず、苦労して手に入れた「留学経験」が効果的に活かす就職活動ができない方が非常多く見受けられます。

そのため、入学前に(日本で)しっかりとした準備を行っていくことが重要です。

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海外での就職活動スケジュール

海外にいてもインターネットなどを利用し人材派遣会社に無料登録などを行い実際に就職活動を始めることはできますが、日本で就職活動が本格化する秋は海外の大学院も通常新学期が始まったばかりで非常に忙しく、頻繁に日本に帰国し面接など受けることはできません。日本にいる学生と同じようにセミナーや会社訪問、先輩訪問、筆記試験を含めた面接などを受けることはできないのが実情です。

もちろん冬休みに一時帰国することはできますが、年末年始は企業側も冬休みに入っていることが多く、期待するほどの就職活動はできません。その中で効果的な就職活動を行っていくためには、アメリカと日本の就職活動スケジュールの違いを理解し、海外から日本への就職活動をされる方は、その相違点を明確に理解しておくことが大切です。

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留学中の就職活動の方法

大学院留学を成し遂げた方は、職歴をお持ちの方から大学新卒で渡航された方まで様々だと思います。そして卒業を意識し始めると、在学中に海外での就職を考え始めると思います。

そこで考えるのが日本での就職と海外での就職。もちろん海外での就職は日本とは異なり、その分苦労はありながらも可能性も秘めているため魅力的なものです。海外での就職活動は日本の就職活動のように一定の時期に一斉に始まる、というものではないので、その分多種多様な就職活動の道があり、日本人が海外で就職を目指すには可能性とリスクが存在することも忘れてはなりません。

ここでは、実際にどのように卒業を控えた大学院留学生が現地で就職活動をしているのか?ということに焦点をあて解説していきたいと思います。入学後どのように現地で就職活動を行ってよいのか分からず不安な方は是非ご参考下さい。