業界別チェック! 世界の有名企業(その4)

皆さんもおそらく使っているであろうクレジットカード。 旅行や留学などで海外に行く際には、持ち運ぶ現金を大きくしないためにもぜひ持っておきたいものですね。 支払いが可能かどうかの審査もあることから自分の持つ信用の証明でもあるクレジットカードですが、世界的に見て業界全体の状況はどのようになっているのでしょうか。

まず、一般的に6大カードといわれる上位6社の取扱高とシェアを挙げていきます。

(2010年当時)
1 ビザ VISA(米) 4兆8,210億ドル 56.7%
2 マスターカード MasterCard(米) 2兆7,270億ドル 32.1%
3 アメリカン・エキスプレス American Express(米) 7,133億ドル 8.4%
4 ジェイ・シー・ビー JCB(日) 1,191億ドル 1.4%
5 ディスカバー・フィナンシャル・サービシズ Discover Financial Services(米) 987億ドル 1.2%
6 ダイナース・クラブ Diners Club(米) 260億ドル 0.3%

以上の通り、JCBを除いてはすべてアメリカが独占しています。特に「ビザ」「マスター」が圧倒的で、クレジットカードといえば一般的によく耳にするのもこの2つでしょう。 しかし、規模的には小さくても、日本生まれのJCBも存在感という意味では大きく離されてはいません。カードが使える加盟店数では、ビザ・マスターがそれぞれ約3,000万店なのに対し、JCBは約1,800万店と、取扱金額から考えるとおおいに頑張っているといえます。また、日本以外にアジアでの認知度が高いのも特徴です。

また、実際に発行している枚数から見ても、上位2社は圧倒的です。ビザが18億枚(2010年6月末)、マスターが9億7,500万枚(2010年末)なのに対し、例えばJCBは6,900万枚(2011年3月末)となっています。 しかし、実はこの上位2社より多くのカードを発行しているブランドがあります。それが、中国の「中国銀聯(China Union Pay)」です。発行枚数は25億枚(2011年8月末)と、単純に枚数だけで考えれば世界最大のカードだといえなくもありません。

正確には、中国銀聯のカードの多くはキャッシュカードと共用のデビットカード(代金が口座から即時決済される)なので、クレジットカードといえない部分もありますが、中国経済の勢いを感じる事象ではありますね。

中国の大学院というと、北京大学、香港大学あたりが有名ですが、実はこういった学校は非常に難易度が高いんです。非常に人気のある香港大学などは難易度は北米のトップスクールとそれほど大差はありません。ただ昨今の緊張した国際事情を考慮しても、アジアへの留学はこれから人気が出そうです。